生活扶助の金額はどうやって計算する?
生活扶助の計算は、厚生労働省の表を使って行います。使い方が少し複雑なので、一緒にみていきましょう。
厚生労働省 生活保護制度における生活扶助基準額の算出方法(平成30年度)へ
1.表の一番上の生活扶助基準(第1類)の基準額①の欄から、年齢と等級地に該当する金額を選びます。
2.1の金額に、ご自身の世帯人数に応じた項目の逓減率①をかけます。
3. 生活扶助基準(第2類)の基準額①の欄から、世帯人員と等級地に該当する金額を選びます。
4.2と3の額を足します。
5.この流れを、基準額②も同じように行います。
6.厚生労働省の計算方法では、少し複雑ですが以下のようになっています。
最低生活費=【生活扶助基準(第1類+第2類)①の3分の0 + 生活扶助基準(第1類+第2類)②(※)の3分の3】
※[生活扶助基準(第1類+第2類)②]が[生活扶助基準(第1類+第2類)①×0.9]より少ない場合は、[生活扶助基準(第1類+第2類)②]を、[生活扶助基準(第1類+第2類)①×0.]9に読み替える
※[生活扶助基準(第1類+第2類)②]が[生活扶助基準(第1類+第2類)①×0.9]より少ない場合は、[生活扶助基準(第1類+第2類)②]を、[生活扶助基準(第1類+第2類)①×0.]9に読み替える
これだとちょっと複雑なので、
・基準額①(4で出した金額)×0.9
・基準額②(5で出した金額)
のいずれか大きい金額が、生活扶助の金額となると考えたらよいでしょう。
生活扶助をシミュレーション
異なる年齢の単身世帯で、生活扶助を見てみましょう。
生活扶助 | 1級地-1 | 3級地-2 |
30歳単身 | 79,230 | 64,030 |
60歳単身 | 79,790 | 64,480 |
等級地は、支給金額が最も高額な1級地-1と最も低額な3級地-2で比較します。1級地-1と3級地-2では、約1万8,000円も差がでることがわかりますね。