会社や近所の人に知られる可能性は?

生活保護受給者を会社や近所の人に知られるケースはまれですが、運悪くこういったケースでばれることがあります。

通勤手段

会社から通勤手段を確認する目的で、自動車の有無を問われることがあります。生活保護受給者は車を持っていません。交通網の発達した都市部では、自動車がなくても違和感はありませんが、自動車が必要な地域に住んでいるのに、自動車を持っていない場合は、受給者であると気づかれる可能性があります。

病院の受付

病院の受付で健康保険証の提示を求められた時、受付で生活保護受給者であることを伝え、福祉事務所が発行した「医療券」を提出するなどしなければなりません。この様子を万が一、近所や会社の人が見ていた場合、気づかれることがあります。

生活の様子

近所の人は意外と他人をよく見ています。例えば、仕事をせず日中ずっと家にいる、家には車がないなどの様子から、生活保護を受けていることが噂になる可能性はあります。

民生委員の訪問

民生委員とは、国の委託を受けて担当区域の住民の福祉をサポートする人で、担当区域の生活保護受給者の情報を持っています。もちろん守秘義務があるため、民生委員から漏れることはありませんが、住民は誰が民生委員かよく知っています。民生委員が訪問する状況を見た近所の人の間で噂になる可能性はあります。

身近な人に知られる可能性はある

いかがでしたか。親族以外には直接的にばれるケースはありませんが、生活保護を受給している以上、外見上知られる可能性があるため、そのことは覚悟しておきましょう。