メモをとる

職員の言葉は、職員が説明している目の前で、メモをとりましょう。そうすることで、相手も軽率な発言をしません。対応してもらった日時と、職員の名前も忘れずに記録しておけば、後に争いとなった時に証拠になる場合もあります。

保護が必要だという気持ちを持つ

水際作戦で追い返されるのは、生活保護の申請に負い目を感じて、ためらっている場合に多いです。保護が必要だという思いが今ひとつ担当者に伝わらず、「まだ大丈夫そうじゃないか」と思われ、水際作戦を使われてしまうのです。

生活に困っている事情は、当人しかわかりません。水際作戦に負けないよう、自分には、生活保護が必要だという強い気持ちをもって窓口へ行くことが大切です。

申請時に聞かれる可能性がある質問内容は?

世帯の家族構成について

実際に一緒に生活している人を答えましょう。内縁の夫がいる場合は、家庭訪問や近所の通報で発覚することがあるため、隠してはいけません。

収入、貯金などの資産について

世帯員の全ての収入と、貯金などの資産を言いましょう。預金は調べればわかるため、全て正直に伝えましょう。その他、不動産、有価証券、保険など資産になるものは全て申告しなければなりません。

仕事について

65歳未満であれば、仕事をしているか尋ねられます。もし働いていなければ、理由を求められますので、どうして働けなくなったかを伝えましょう。病気が理由の場合は、いつから、どんな症状があって、どう診断されているかを端的に伝えましょう。診断書があるとよりよいですが、まずは口頭で相談しましょう。

借金の有無について

住宅ローンや事業の借金などについて尋ねられます。借金の残債と返済期間は、正確に伝えましょう。

住居について

住居が持家か賃貸か、また家賃の金額などについて尋ねられます。家賃が高額であれば、引っ越しを勧められることもあります。

他の制度は活用したか

雇用保険の失業給付や、健康保険、障害保険の手当などを活用しているか確認されます。活用できそうなものは、あらかじめ、それぞれの窓口に受給できるかどうか、電話確認くらいは済ませておきましょう。

車の有無について

生活保護を受給する上で、車を所有できるのは限られた条件下です。有れば、基本的には売却を勧められます。