生活保護の受給中は、ケースワーカーと長く付き合っていかなければなりません。今回は、ケースワーカーと上手く付き合うコツについて解説します。

ケースワーカーとは?

ケースワーカーとは、一般市民の相談援助業務に就く人のことを指します。生活保護の担当をするケースワーカーは地方公務員、つまり区役所や市役所の職員です。人事異動で配置が変わるため、中には生活保護制度の知識がなかったり、相談業務に不慣れだったりする職員が担当になる場合もあります。

ケースワーカーと上手に付き合うコツを解説

受給者とケースワーカーが険悪になることはよくあります。ケースワーカーは生活指導など、受給者にとって耳の痛い話ばかりしなければならないため、仕方ないことなのかも知れません。けれど、ケースワーカーも人間です。できれば受給者の力になりたいと思っています。受給者も、出来ればコミュニケーションがとりやすい相手に担当してもらいたいですよね。そこで、ケースワーカーと上手に付き合うコツを解説します。

ケースワーカーからの連絡に応じる

ケースワーカーからの連絡にはすぐに応じましょう。電話に出てくれる、急な訪問にも応じてくれるということは、ケースワーカーにとって好印象です。

約束を守る

当たり前のことですが、約束したことは守りましょう。指導や指示されたことを守ることはもちろんですが、例えば、面接の時間を守る、行けなくなったら連絡を入れるなど、最低限のマナーは守らなければなりません。こちらが不誠実な対応をとれば、相手も人間ですから、徐々に対応が悪くなることもあります。

訪問は予約をしてから

赴任したてのころは、「いつでも相談して下さい」と言ってくれたとしても、その業務にどっぷり浸かると、なかなか一人ひとりの対応に時間がかけられなくなるものです。ケースワーカーは、1人で何十もの世帯の担当をするため多忙の身になります。相談する時は、電話で済ませられるものは電話で、訪問する場合は、あらかじめ電話で予約をしてからにしましょう。

感謝の気持ちを伝える

話を聞いてもらった後は、感謝の気持ちを込めて、お礼を言いましょう。「あなたを頼りにしている」という気持ちが伝われば、ケースワーカーも人間ですから、必要とされることに歓びを感じてくれます。信頼関係が生まれれば、自然とコミュニケーションも円滑になります。